カテゴリー別アーカイブ: works

業務関連、仕事にまつわることなど

樹齢300年のテーブル作成中。

絶滅して久しい秋田の天然杉。この数日、鉋掛けの音が響いています。出来れば300年は使ってもらいたいところですよね!

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只今、玄関修復中です!

さて、玄関の由来は鎌倉時代の建長寺とも云われ、禅寺において「玄妙なる道(すぐれた道)に入る関門」とあります。旧来の日本家屋がほとんど失われつつある昨今、生活に必要な事柄を満たした上でもなお、家族全体の美意識を満たし、外に向けては、取り乱した姿や無粋な姿を見せずに品性や礼節をさりげなくにじませる住まい方をされているお宅を探すことがますます難しくなってきたように感じます。

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同じ空が見える改築

まだまだ風邪やインフルエンザなどのニュースが巷を騒がせていて、調子を崩しているかたも多いようですのでお体おいといくださいませ。先日、昨年より減改築を施工していた住宅のお引渡しをする際に、見上げた空が以前に見えていた空と同じ見え方をしているのがちょっぴり嬉しく感じました。旧家屋の柱などのモジュールが残されていたりするのもそうなのですが、大切な記憶などはふとした弾みで気づかされることのほうが多いように感じます。都市に暮らすひとは、空が建物で埋まってないと不安になったりしがちですが、庭から見える空が”秋の顔”や”冬の顔”をした同じ空であることも大切な建物の記憶装置なのかもしれません。

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埋木(うめき)のある改築

リフォームの際に、壁などを解体・撤去していくと、壁の下地のための貫(ぬき)穴とか、鴨居が取り付いていた目地の穴(ほぞ穴)などが柱に残ったりします。この傷穴を処理する場合に、傷穴の形をそのままにして同じ形の木材をあてがって埋木を行います。目的によって手法を変えるそうなのですが、知恵と経験やセンスが必要で、大変奥が深いようです。平準化されて誰でも加工できるようにすることでコスト削減とはなりますが、センスが問われる仕事というのもまた素敵ですね。

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苦心作?!

いつもながら見えなくなってしまう部分に費やされる知恵に感心する日々です。玄関廻りの吹抜け上部にアンティークの照明を取り付ける際に天井に施された下地造作です。笊(ざる)を使ったりボールを使ったりすることも考えたそうですが、このようなかたちに納まりました。子供の頃につくった地球儀を思い出してしまったのは私だけでしょうか?!

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気分は上棟

秋晴れが気持ちの良い朝、以前から建っていた家屋につながる改築部分の“建てかた”が行われました。通常の新築工事であれば上棟と呼ばれる工程です。長年暮らしてきた家の木材は反ったり歪んだりしているのですが、すでに補強を施した旧家屋部分につながる新築部分の木材を正確にバランス良く組み合わせるために楔(くさび)などをそちこちに打ち込みながら調整していくさまは大工さんの知恵が凝縮していて感心するばかりでした。出来るならば、後世に残していってほしい“知恵”のひとつです。天晴れ!

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道具も大切(改築の現場から)

最近の「モノづくり」はコンピュータによって管理された工場で生産されたものを組み立てるという方法が主流を占めているようで、かつてあったさまざまなモノづくりのための道具を見かけなくなりました。でも、改築の現場ではまだまだ現場での加工は必須だったりもします。土台に使う木材の注入痕に入り込んでしまった小石を取り除いたり、付着したコンクリート片をきれいにしたりして鉋(かんな)やノミの刃先を傷めないように配慮することも重要なモノづくりの過程だったりするのです。最新の精度の高いテクノロジーだけではなく、時間をかけて育んできた道具や「モノづくり」の姿勢をもl大切にしていけたら、ちょっぴり暮らしが楽しくなるはずです。

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チームで環境を考えています!

近年の住宅性能基準に適合させようとすると、大手メーカーの住宅のようなアレンジの範疇からは外れるためにプランも相応の配慮が必要となります。今まで使っていた建具や装飾などを新築住宅に使用して、なおかつ様々な助成や緩和措置を受けるとなると更に難易度は上がります。そのために、建材メーカー、商社、ビルダーなどでチームを編成しながらこれにあたることになりました。それぞれの専門性を活かした技術でエネルギー性能、断熱性などの環境を考えていきます。

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新築、上棟、解体。

小暑を1週間ほど過ぎた大安の日。向かいの家の新築工事の外装も終わり、庭には夏椿がポツポツと咲いています。すぐ隣の道をはさんだ向かいでも解体工事が始まりました。ちょうどこの一画では家づくりの初めから終わりまでが同時に進行しています。特に上棟の日には、大工さんがとても輝いて見えます。いつも下から見ていると、まるで空で仕事をしているかの如くなのです!今回は通し柱が無いつくりなのでニョキニョキと天に向かったパースペクティヴは見られませんでしたが、手際良く無事に組み上がりました。

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再生=分別

年月を重ねて修復されながら使われてきた木の家には、ひとつひとつの木材に刻まれた歴史があります。深い味わいだとか子供の身長を測るためにつけたキズなどを想像するかもしれませんが、実際には以前に再生された時に分別された記憶が残るメモが材料ひとつひとつに記されているのです。そしてこの材料は、また分別されて使われるために新たに書き込みがなされて化粧直しへと向かいます。昔から日本で行われてきた再生は「使い捨てた」モノを自動化された抽出装置などで作り直すという作業ではなく、人の経験によって「仕分け」られた適材を再加工して使い継いでいくことだったのではないかという気がするのです。

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