安心と安全

従来、木造軸組工法には安全性能おいて多少の弱点があると言われていましたが、現在では、様々な技術を用いて安全で安心な家をお届けできます。

高い安全性能

①耐震性能

木造軸組工法では柱・梁の接合をする際に柱をくり貫き、そこに先端を細くした梁を組み合わせるなどするため、木材の欠損部分が大きくなります。そのため、地震などの「揺れ」に対して接合部の強度が不足する場合があります。それを補うのが金物工法です。金物工法は接合部分に金物を使用することにより断面欠損を小さくし、接合部の強度を高めることができます。接合部の耐力が数値で明確化されているため、ブレのない安定した強度を実現することができ、柱や壁が少なくても耐震性の高い空間にできることが大きな特徴です。

①耐火性能

木はもちろん燃えますが、燃え切るのは表面の部分で、燃えた部分が炭化してそれ以上の酸素供給を阻むため、中心部まではなかなか燃えません。また、断熱材として用いるウッドファイバーも燃焼時に表面が炭化して延焼を防ぐ特性があるので防火効果も高いです。建築基準法の防火規制は時代を追うごとに強化され続けており、木造住宅でも耐火建築物として防火地域に建築することは可能です。

①耐水性能

木はもちろん水分や湿気に弱いのですが、1000年以上前に建てられた木造建築の奈良の寺院が健在であるように、適切なメンテナンスによって長寿命の耐久力もっています。現在では、水の浸入を防ぐタイトカバーなどが開発され水の浸入経路を遮断する技術が飛躍的に向上しています。

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